私は今年の3月に卒業し、養護教諭として働いています。地元から離れた学校に赴任することになり、引越し作業や初めての一人暮らしなど仕事だけでなくプライベートもバタバタとした2ヶ月でした。「その日暮らし」という言葉がぴったりな毎日です。それでも、養護教諭としての大きな仕事の1つである健康診断が終わり、少しずつ落ち着いた生活を送ることができています。
私が勤める学校は全校約90人の小さな学校です。毎日、今まで見たことのない虫に出会う、そんな自然豊かな場所にあります:笑。小さな学校だと職員も少なく、他の校務分掌の仕事や担任の先生が出張でいない時の補充など養護教諭以外の仕事もとても多いです。また、覚悟はしていたものの、養護教諭としての事務処理の仕事も想像以上に多くて驚くばかりの毎日です。この2ヶ月で日々痛感するのは「聞く力・頼る力」の大切さです。他の先生方も忙しい様子を見ていると最初の頃は中々頼ることができず、仕事も進みませんでした。ですが、それでは仕事がどんどん山積みになっていきます。そんなとき「不安だと思っている時間があれば行動しなさい」と学生の頃によく言われた言葉を思い出します。最近は小さなことでもまずは聞いて、周りに助けてもらいながら仕事をしています。そんな2ヶ月でしたが、仕事の疲れを癒してくれるのはやっぱり子どもたちです。飛べなくなってしまった蝶々を真剣な顔で運んできたり、子どもの歯がグラグラで血が出ていることを目に涙を浮かべながら5W1Hで必死に伝えようとしてきたりする姿はたまらなく可愛くて、疲れは吹っ飛びます:笑。事務処理に追われ、パソコンの前にいる時間がどうしても長くなってしまいますが、子どもたちと関わる時間をもっともっと増やして、これからも頑張っていきたいと思います。(2017年度卒:水野文香)