ムシ嫌いの昆虫採取

 男の子を育てる親の夏の行事といえば昆虫採取があると思います。私もよく夏になると、早く起きて、神社にクワガタムシを採りに行った憶えがあります。我が家は、私以外全員が極端に虫嫌い(というか昆虫に触れない)なのですが、男子だちは「昆虫を採りたい」という欲求はあるようです。

 八月に入ってしまったので、今から昆虫採集は時期遅れなのですが、ムードだけでも味わってもらおうと、りったん(6yr)と「4時起き」の探検です!私は免許を持っていませんので、虫がいそうなポイントまで45分ほど歩きます(昨日夏祭りが行われた会場付近まで)。真っ暗の中、懐中電灯をもってポイントまで移動するだけでもドキドキしているようでしたが、森の中に入って行くときは、ほとんど何も見ていないようでした:笑。

 お目当のカブトムシやクワガタムシは、やはり、時期外れということもあり、全く見当たりませんでしたが、セミは大量発生かと思わせるほどたくさんいました。網を適当に振り回すだけで勝手に中に入ってくるということが何回もありました。「クワガタは触れるけど、セミは触らない(本当は触れない)」という訳のわからないプライドもあり、昆虫という昆虫は何も取れませんでした。記念にセミの抜け殻を1つ記念に虫かごに入れて帰っている途中、りったんが舗道脇にいたコガネムシを発見しました(視力が良いのか、それとも、ムシ恐怖のセンサーが働いているかは謎ですが、小さな虫もすぐ発見します)。

 

り:「パパ、コガネがいるから、捕まえたら?」

私:「りったんが捕まえなよ・・・」

り:「早くしてよ、パパが近いでしょ!」

 

 結局、私が捕まえてカゴにいれました。。。

 家に帰ってからは、電子拡大鏡で抜け殻やコガネムシをたくさん撮影して、奥さんからは終始しかめっ面をされてしまいましたが、子どもたちは大興奮でした(ここでも私は、りったんの助手として、虫を触りながら拡大鏡を操作し、「もう少し、頭の方を写して!!」という指示のもと作業をしていました)。

 まだまだ(子どもの)夏休みは続きます。いろんな経験をさせてあげられたなと思っています。