お手伝いについて

 大学でゼミ生2人たちと話していると「お手伝い」の経験値に随分と差があるなと感じる話題がありました。あるゼミ生は、家で昔から義務付けられているようで、もう一方の学生は自分の部屋なら片付けるという感じでした。二人とも実家暮らしなので、「一人暮らしになったら、本当に大変だよ」と、忠告だけはしておきました:笑。

 子どもの時のお手伝いの定番といえば、何と言っても「お風呂洗い」だと思います。私も子どもの時は、このお風呂洗いを無理やりやらされていた記憶があります。そして、我が家でも、小学生になったばかりのお兄ちゃんが、このお手伝いを始めました。ただ、私の時と様子が違うのは、自ら進んで志願していることと、とても楽しそうにやっていることです。お風呂からは、ご機嫌な鼻歌が聞こえてきますし、いつまでたっても掃除をしています。持ち前の丁寧さが活かされ、お風呂はいつもピカピカです。そういえば・・・雑巾がけも喜んで「やりたい!」と言っているし、学校でも掃除を嬉しそうにやっているという報告も・・・よくわかりませんが、こういう気持ちで子ども時代を送りたかったなぁと、我が子ながらに尊敬します。奥さんは、お風呂掃除というものに高い格付けをしていて、「小学生のお兄さんしかできない」とルール化しているようです。当然、負けず嫌いのむーちゃん(4yr)は、お風呂掃除がしたくてたまりませんし、お兄ちゃんは優越感も感じているようです。むーちゃんは「小学生のお兄さんになったら、絶対にお風呂掃除するんだからね」といつも決意表明をしています。私としては、お風呂掃除よりも、いつも足の裏に突き刺さるLaQ(ラキュー)のパーツを片付けて欲しいなと思っていますが、それは私のお手伝いになっています。