123. 教育実習に行ってきました 3

 5/29から6/16まで、3週間の教育実習を終えました。私はもともとボランティア校である小学校での教育実習という珍しいケースでした。既に知っている子どもたちがいるということで、他の実習生とは違う不安もありましたが、子どもたちと過ごす毎日は本当に楽しくて、教師になりたい気持ちがより強くなりました。

 私は研究授業で国語の授業を行いました。「生き物は円柱形」という説明文の教材を用いて、筆者の一番伝えたいことを捉えようというねらいを設定しました。毎日遅くまで指導教官とまとめの導き方について話し合い、なんとか研究授業を指導案通り終えることができました。しかし、その後の指導の中で、授業の「核」が何なのか分からないというご指摘を受けました。確かに、子どもたちに結論をどう理解させるかについてはたくさん考えましたが、この授業を通して子どもたちにどんな力を身につけさせたいかという授業の核となる部分は考えていませんでした。そしてこの核になる部分は学習指導要領に書かれているような目標のようなことではなく、もっと基礎的な物事に対する考え方だということを学びました。ここは一番の反省点であり、これからの私の課題です。これから残りの学生生活の中で神経教育学を学びたいと思います。脳の学習機能を学び、そこから子どもたちに必要な教育的アプローチを考え、それを核とした授業を組み立てられるような教員になりたいと思います。

 3週間を通して、何事にも真摯に取り組む姿勢が最も大切だと実感しました。この姿勢は教師としてだけでなく、全てにおいて通ずる姿勢だと思います。残りの学生生活も、来年の4月からの新しい環境でも真摯になるということを忘れず頑張りたいと思います。(亀井加成子)