アサガオの観察

 何十年も前から日本の教育で行われている取り組みにアサガオの観察があります。もう、30年以上前になりますが、私もアサガオを学校で育てて観察した覚えがありますし、私の大学で定年退職された師匠の先生も観察したそうです。しかも、その先生は、小学校から同じアサガオを育て続けているそうです。

 アサガオを育てるのは、子どもたちにとってもワクワクするイベントのようです。お兄ちゃんが上級生からアサガオのタネをプレゼントとしてもらってきたので、家でも育てています。せっかく家で育てるのであれば、学校とはちょっと違う「観察」もさせてあげたいなと思い、今回は「電子顕微鏡」をアイテムに加えました。私が実験器具の調整に使っている「拡大鏡」のようなものですが、PCに繋げて撮影もできますし、子どもにも扱いやすい代物です。写真は弟のむーちゃん(4yr)も顕微鏡に挑戦し、お兄ちゃんとアサガオの葉っぱの特徴について話し合っているところです。子どもたちは、アサガオの葉っぱにとどまらず、「芽はどうなってるんだろう」「種の中はどうなってるんだろう」「他の葉っぱとは違うのかな」など、いろんな疑問が出てきます。そのたびに、他の葉っぱを持ってきたり、種を割ったりと大変なのですが、いろんな不思議を解明しようとすることはいいことです。ただ、すぐには答えを見せてはあげません!「芽を顕微鏡で見たらどうなってると思う?それは何で?」「種の中はどうなってると思う?じゃあ、確かめてみよう」と、必ず仮説を立てさせます。そして、顕微鏡で見た後は、スケッチをさせて記録をさせます。そして、極め付けは奥さんが図書館から借りてきた「アサガオの図鑑」です。子どもの興味を伸ばす遊びを生かしながら、いろんなことに仮説を立てて解決していけるようになって欲しいなと願っています。

 顕微鏡を片付けるときに、「パパ、今度はバッタとかアリンコの足を顕微鏡でみようよ!」と子どもたちが盛り上がっていました。奥さんの怪訝な顔を見ると家では実施できそうにないので、Macと顕微鏡をもって青空教室ができればと思います:笑。