プロフェッショナルの流儀

 教育関係機関で働いていると、4月1日は元日のような気になります。長男は今年度から小学生になることもあり、特別な想いを感じる1日でした。

 そんな日でも、いつもの休日と同じ様にLaQの制作にとりかかるりっちゃん(6yr)は、本当にマイペースです。ただ、最近の作品は、ギミックが巧妙だったり、大掛かりな作品が多く、アドバイスを求められても、すぐには対応できないものが多くなってきました(既に彼のほうが上手だと思います:笑)。

 今回の作品はカメレオンです。背中上部の横にスリットが入っていて、少し出したツマミをスライドさせると「赤い舌」が出たり入ったりする仕掛けになっています。昔も今も、色の配色にうるさい職人なので、好みの色が足りないと取り寄せるまで作品を中断して作らないこともあります。今回は、親の方がシビレをきらしてしまい、どうしても完成が待ち遠しくて、好みでない色で足や胴体(写真では裏側)を作ってもらいました。全ての作品を写真で撮るようにしているのですが、最近は、自作の写真映りもチェックして、ママが作っているLaQ作品展の写真配置にも口を出します:笑。最近は「LaQの名人だから」ということを口にすることも多くなり、自信を深めているようなので、カメラマンの私も「それっぽい」写真を撮ろうと頑張りました。

 撮影が終わると、少しだけ遊んでいましたが、すぐに壊してしまい、次の作品に取り掛かろうとしていました。よくこんなに集中力が続くなと感心するのはもちろんですが、LaQの作成に妥協をしないで真摯に取り組み、合間合間に、弟に作り方をアドバイスしている姿は、本当に大人の雰囲気を感じさせます。大げさですが「プロフェッショナル」のオーラがあります。もっとすごい作品を彼なら作れると思いますので、マネージャーとして支えていこうと思っています:笑。