114. シンポジウムでの学び

 先日2月25日に名古屋学芸大学にて、今井研究室主催のシンポジウムが開催されました。今年のテーマは『実践的な研究における「測定」の意義について考える』です。全3部構成で、第1部では早稲田大学博士課程の富田先生をお招きしてご講演をしていただき、第2部の今井先生の講演をもとに、第3部で「生活習慣尺度」を作成しました。学内の先生方や今井ゼミのOB・OGの先輩方に混ざり、私たちゼミ生も参加させていただきました。第1部では、「社交不安を読み解く:注意制御の測定」ということで、富田先生が行っている研究についてお話をきかせていただきました。様々な実験課題を考えて測定を行っており、ただただ「すごい!」と感じるだけではなく、一つの実験を行うにあたって根拠を明確に持って方法や流れを考えることや、分析を行うことの大切さを学びました。卒業研究で実験を行いたいと考えている私は、どんな結果が得られたいのかという大きな目的は決まっていても、実験の内容等はまだまだ曖昧です。これから一つずつ丁寧に考え、卒業研究に取り組んでいきたいです。第2部、第3部では、「生活習慣」の測定について考えました。第3部では、幼稚園・保育園、小学校、中学校・高等学校の3つのグループに分かれて「生活習慣の尺度」を作成しました。「尺度を作るってどうやって作っていくのだろう…」と始まる前にゼミ生と話していたのですが、すごく時間がかかる大変なものであると実感しました。学校現場で働いているOBやOGの先輩の話も聞くことができ、とても貴重な経験をすることができました。今回のシンポジウムでは、自分がとても恵まれた環境にいること、その中でどう頑張るかは自分次第であることを改めて感じました。この環境に感謝をし、自分なりに頑張っていきたいです。長い春休みも残り半分!「もう半分も終わってしまったのか…」ではなく、「いや、まだ半分もある!」という前向きな気持ちで、勉強に取り組んでいきたいと思います。(水野文香)