111. 卒論発表会を終えて

 先日、4年生による卒論発表会が行われ、私たち3年生はその開催準備をさせていただきました。研究の内容から発表の様子までとにかく「素晴らしい」発表会でした。本当にやりたいことを形に表すということは、並大抵の努力や中途半端な思いではできないことです。発表会にいたるまで辛かったこと、苦しかったことなど様々なことがあったと思いますが、一途に取り組み、努力を続けてきた先輩方だからこそできた発表会だと強く感じました。発表会を終えた後、ある先輩が「発表が終わって少しさみしい」とおっしゃっていました。この言葉は、それだけ研究に向き合い、様々なことを乗り越え、自分のやりたいことに一途に頑張ってきた証だと思い、とても感動しました。多くの学生は、「卒論は仕方なくやるもの」と感じていると思います。終えるために努力はすると思いますが、「絶対にこれがやりたい」という熱い思いを持って取り組むことは少ないと思います。私も今井ゼミに入るまでは、卒論は大変なものというネガティブな印象を持っていました。しかし、DSMの勉強会や卒論構想発表会を通して知識を深め、自分のやりたいことに真剣に取り組む先輩方とそれをサポートしてくださる先生や院生の方の姿をうけ、「もっと多くのことを学んで、自分にしかできない研究がしたい」という考えに変わりました。発表会を終えて、3年生それぞれが様々な刺激を受けたと思います。卒論に対する思いも強くなったのではないかと思います。この発表会を通して抱いた思いを大切に、来年の発表会に向けて取り組んでいきたいです。

 発表会後の打ち上げには、発表会へ参加をしてくれた1年生と2年生の後輩たちもたくさん参加してくれました。普段接することがないため、後輩と話すのはとても新鮮でした。しっかり先輩として話ができていたかは思い返すと少し不安です:笑。先輩方とも卒論のお話だけでなく、様々なお話をさせていただくことができました。今井ゼミで過ごす時間はとても濃いもので、毎回私にとって意欲や励みになります。ゼミで過ごす時間をこれからも大切にしていきたいです。(野呂美優)