苦手なものを克服する挑戦力

 最近また、お風呂にアニアのフィギュアを持って入るのがブームになっています。昨晩のお風呂は、ジンベイザメ、カバ、ワニと、潜る系の動物でメンバーを揃えたようです。

 顔を水に長くつけられないでいる兄のりったん(5yr)は衝撃的な出来事を目の当たりにしました。それは、むーちゃん(3yr)が、鼻をつまんで息を止め、目の付近まで潜水するワニスタイルを完成させたことです。1回目は勇気を出して、やってはみたものの、半ば溺れかけているような状態で浮上してきました:汗。慣れればできるかなと思い、「もう1回やってみて、お願い!」とリクエストしましたが、「ワニは休憩中だから、潜らないし・・」と、断固拒否のチビワニでした。我が家では、お風呂の中で「すごいこと」ができるようになると、すぐにママを呼んで見てもらう習慣があるのですが、「ママに見せよう」と言っても、「ママは忙しいからダメだよ」と社会性を盾に拒否するチビワニ。。しかし、兄りったんが、「まぐれなんでしょ・・」と悔しさを表明してしまったことで、チビワニが勢いづいてしまいました。鼻をつまみ、潜水を0.3秒して、浮上後に顔の水を鼻水とともに必死に拭いているチビワニ。。それを3回も披露してくれました。ほぼ、間近でみても溺れている感じにしか見えないので、「無理しなくていいよ、休憩したらワニさん」と言っても「クイック潜水」を止めてくれません。どうやら、悔しがっている兄りったんに「できる」ということを見せつけたかったようです。りったんは、リスク管理が半端ではないので、何度促しても、むーちゃんと競ったり挑戦しようとしてくれませんでした。「小学校にはいると、プールで泳ぐ練習があるから、ちょっとずつ練習しようね」「練習すればできるから大丈夫だよ」と夫婦で励ましました。その横でチビワニは、「むーちゃんは、かっこいいメガネをかけてスイミングに行くよ」と連呼していました。潜水後に水を拭き取るよりも前に目を開けてしまっていて、目に水が入ることでパニックになっているチビワニは、ゴーグルの存在を知っていたようです。そして、あんなに溺れそうになっていても自信満々で挑戦する子ども。シャンプーができるので、潜水ぐらいはできそうなのにやらないリスク管理マネージャー・・、子どもの「挑戦力」をどう伸ばすのかが、今後の鍵になりそうです。