107. 4年生の学会参加:認知療法学会

 4年生の一部のゼミ生は、大阪で開催されていた日本認知療法学会に行って来ました。私は、学会に行くのは大学生活で2回目です。恥ずかしい話ですが、私はこの今井ゼミに入るまで、学会でどんなことがされているのか知らなかったですし、そもそも学会って何?という状態でした。実際に参加して学会の意義を知るということは、これから社会人になる私にとってひとつの財産だなと思います。

 私たちは主にシンポジウムを聞いていました。それぞれ、自分の卒論に結びつきそうな話や将来現場で生かせそうな話を積極的に聞きにいきました。私が聞いた中には、「セルフマネジメントと楽観主義」について、とても印象に残っている話があります。バンデューラの言葉に「成功すると信じることと、容易に成功できると信じることはまったく別物だと理解すべき」というものがあります。真の楽観主義者とは「上手くいくと信じると同時に、大変さを認識しそれ相応の努力をする人のこと」だそうです。つまり、設定した目標をただ楽観視してどうせ上手くいくだろうと思うだけの人は、真の楽観主義者ではないということです。私の卒論のキーワードの1つに「自己効力感」があります。「自分なら出来る」と思う気持ちのことです。研究を進めながら、子どもの自己効力感をあげるにはどのようなアプローチをするべきだろうと考えています。自己効力感と楽観主義は似ていると思います。自己効力感についても、何の努力もせずにどうせ上手くいくだろうと思うことは危険なことだなと考えさせられました。真の自己効力感とは、「自分なら出来る、と思いさらに本当に努力出来ること」なんだと思いました。そのような自己効力感をあげるアプローチとは一体どんなものだろう、とさらに考えさせられました。学会で多くの先生方からさまざまな話を聞くことは、ただ知識や考え方を多くするだけではなく、自分の経験と照らし合わせることで思考が無限に広がっていくことにつながると思います。学生生活が終わってしまっても、考えることを放棄せず勉強し続けていきたいと強く感じました。(平田美帆)