11月のカレンダーを見ると、毎週どこかしらに、大学院生と出張に行くことになっています。研修会、学会、課外活動が7箇所とも宿泊しなければいけないので大変です。私が大切にしていることは、「理論と実践」を実践的な場で振り返ることです。理論の実践は「学会」だと思っています。実践の実践は「支援現場」です。特に後者は、理論と実践を融合させるには重要な場です。今回は2校の所沢市通級指導教に大学院生とお邪魔しました。同行した大学院生3名は養護教諭資格を有しています。心理職とは違った観点で子どもたちと接する職業ですが、今のうちに、現場教員の視点と心理職の視点それぞれについて知ることは貴重な経験になると思います。研究室での勉強会をはじめ、LD学会の研修会での勉強が生かされていると思う場面も多くあり、院生の成長を感じる出張でした。
もう1つ大切にしているのは、他大学院生との交流です。学会などで多くの院生さんと交流をさせていただいているようですが、学会じゃない場面での交流も大切にしてもらっています。今回は、同じ通級指導教室で研究をしている早稲田の大学院生さんとの食事会をしました。学生にありがちな「お酒のトラブル」もありつつ、楽しく交流をしているようでした。早稲田の院生さんは、今井研の酔っ払い方に多少のカルチャーショックがあったようです:笑。大学院は研究や実践の力をつける専門機関でもありますが、それらの力を最大限に発揮できるのは、魅力的な人であると思います。それぞれの魅力を生かして頑張って欲しいと思います。(教員:今井)