93. 楽しくみんなで口頭試問

 7月も半ばになり、家から出るとセミの鳴き声が一層強く聞こえて「夏だなあ」と日々感じます。私はセミの鳴き声を聞くと、昔、セミがついた洗濯物を取り込んでしまって、ハラハラした出来事を思い出します:笑。私は虫があまり得意ではないので、無邪気に虫取りを楽しむ子どもたちを見ると微笑ましい限りです。

 今までのブログでもよく話題になっていますが、教員採用試験を控えている人も多いので、みんなの緊張が高まっています。写真は、ゼミ生の仲間と口頭試問をしているときの様子です。お互いに問題を出し合って答えるという方法なのですが、「そんな細かいところは見逃していた」「わかっているつもりだったけど、答えられない」ということもあり、自分の弱点を知ることができます。その他に、記憶に残りやすいということが言えます。なかなか覚えられない部分があったとしても、「私はこんな風に覚えているよ」と語呂合わせを教えてもらったり、ヒントを出してもらったりするとそれがエピソードとして記憶に残るからです。紙面で見た時でも思い出しやすく、口頭試問の情景がよみがえるので、問題を解きながら思わず頬が緩みます。また、帰り道のバスや電車で口頭試問をすることが多く、移動時間も楽しんで勉強することができます。

 こうして口頭試問をしていると、みんなと一緒に勉強できることがとても嬉しいなと思います。試験までもうすぐですが、当日は、変な語呂合わせを思い付いて大笑いした楽しい思い出が、ひとりひとりの力になって、背中を押してくれると思います。みんなで頑張ります。(山田梨沙)