77. 楽しく勉強するための工夫

 教員採用試験まであと100日を切りました。最近はゼミ生の中でも「あと◯日だよ〜」という会話が多く、皆刻々と迫る教員採用試験に不安と焦りを感じています。残り100日もない事を今井先生に告げると、今井先生は「あと100日〝も〟あるなら何でもできるね」とおっしゃっていました。「100日は1年の3分の1。100日、人の3倍やれば1年分の勉強をしたことになるよ」という先生の言葉を聞いて、「焦っているより行動に移そう!」と意欲が湧いてきました。県外から通う学生も多いことを考えると、通学時間も貴重な勉強時間です。通学時間に私が勉強で使用しているのは〝京大ノート〟です。京大ノートは、B6サイズのコンパクトな大きさのカードなので、電車やバスの中でも勉強しやすいです。教採組10人は、毎週1人1疾病を京大ノートにまとめています。春休みから続けているため、今では70の疾病の京大ノートがあります。短期間でこの量を1人で作ることはできないので、ゼミ生皆で活動することがメリットであると思います。私たちが、京大ノートをまとめるなかで大切にしていることは、学校現場でも使用できるものを作ることです。疾病をまとめていくと専門的な用語ばかりで難しくなりがちですが、保護者の方や、児童生徒、教職員に渡すことができるような分かりやすい言葉を遣うことや可愛いイラストをいれて作ることを心がけています。皆、まとめるのが上手く、私も楽しみながら勉強しています。私は皆のように上手くまとめるのが苦手です。しかし、小さな紙にどれだけ必要な情報を伝えることができるかも養護教諭として大切なことだと思います。皆の京大ノートを参考にしながら、私もこれから工夫していきたいと思います。皆で作成した京大ノートは、これから一生使用できる財産だと思います。まだまだ、100日もあります!これからも皆で協力しあって、楽しみながら充実した勉強をしていきたいと思います。 (山田 奈々)