63. ゼミ合宿 in 京都:京懐石

 2日目の夜は京料理を食べに行きました。外は寒かったので、たくさん歩いてお店に着いたときは、温かくてほっとしました。ですが、あまり経験したことのない丁寧な接客に、急に緊張してきました。料理はというと、一品出てきて食べたらさげられて、また出てくるというスタイルで、見たことのない料理ばかりでした。一品出てきて、「これはなんていう名前なのだろう」「何でできているのだろう」「どんな味なのだろう、おいしいのかな?」と疑問や興味がふつふつとわいてきていました。説明をしていただいてから、「え、これってそういう材料なんだ!」というものもあって楽しかったです。あとは、雰囲気がとても静かで少し話しただけでみんなに聞こえてしまうのが緊張しました。

 一番印象的だったのは作法のことです。「これって食べ終わったらどうしたらいいのかなあ」と悩むときが多々あり、周りの子はどうしているか常に見ている状態でした。今井先生は食べ慣れているようなので、先生を見て真似している人もいました。後日、今井先生が、「本当は京料理食べるときは食べながらしゃべらないんだよ」「幹事が上座に座っちゃってたね」「勧められる前に座ってたね」など、NGだったことについて話してくださり、勉強になりました。マナーはいまひとつだったようですが、京料理はおいしくて、楽しかったです。(山田梨沙)