雨の日の日本人は美しい

 雨の日は、どうもスッキリしない気分ですが、子どもたちは雨を楽しんでいるようです。私が住んでいるところは、小学校が近くにあるので通学路がよく見えます。雨や雪などの「降る」天候になると、外が騒がしいのですぐにわかります:笑。

 今日もいつものように、子どもたちの声が聞こえるので覗いてみると、素晴らしい光景を目にしました!なんと、一直線に色とりどりの傘が学校方面の通学路に沿って線を作っているではないですか。私は感動してしまいました。単純に、いろんな色の傘がたくさんあって綺麗ですが、それ以上に、小さな子どもたちが一直線に並んで登校している姿が「美しい」と思いました。歩行道路を占領しないように片側を空け、隙間なく一列に並ぶ・・・できそうで難しいことです。私は海外の子どもたちとも接することが多いので、日本人のこのような「行進」は、一昔までは「ここまでやらなくても・・・」と思ったこともありますが、この「美しさ」が日本人の礼節につながっていると今は思っています。列車事故や災害などで混乱なく一列に歩いている姿を見て、私の海外の友人たちも驚きと尊敬の感想を伝えてくれることもありますが、それは、小さな時の「しつけ」から来るものだと思います。

 雨の日のブルーな気分が一気に晴れるような、清々しい日本の光景をみることができて、とても幸せに感じました。