お手伝いの競争

 男の子のコミュニケーションは「競争」であることが多くの心理学的研究(実験)からも明らかになっています。それが兄弟という関係であれば、間違いなく遠慮のない競争が繰り返されます。しかし、この競争は親にとっては好都合であることが実際は多いと思います。

 弟むーちゃん(2yr)も自己主張が強くなるにつれて、兄りったん(4yr)への対抗心も芽生えてきてしまいました。りったんがすることは全て真似をするし、同じことができないと「むーちゃんも、しゅる!」と、やり遂げるまで主張してきます。今回は「お手伝い」で競争してもらいました。私がビールを飲みながら刺身を食べようとした時、りったんが醤油の入ったお皿をママに頼まれて運んでくれました。運ぶ途中から「むーちゃんも、しゅる!」と競争心むき出しでアピールしていたのですが、何を運んでいるかはわかっていませんでした:笑。結局その後、むーちゃんは、赤ちゃん用フォークを私に持ってきてくれ、「スプーンよ(スプーンだよ)。あっとは(ありがとうは)?」とお礼を要求・・。フォークだし、刺身をフォークで食べるのは・・・と、いろいろと思うところはありましたが、夫婦で兄弟のお手伝いを褒めちぎりました。奥さんは褒めるのが上手なので、子どもたちは「いいこと」をしている自覚があると、「ママ、こういうことやってますけどね」という暗黙のアピールをしてきます:笑。

 しばらくは、お手伝い行動で兄弟には競っていただこうと思います。