32. 見え方、脳の使い方を知る

 教員採用試験の 1次試験が終わり、羽を伸ばし切っている河井です。改めて、勉強も生活習慣も毎日続けることの大切さを強く実感しています。また、梅雨も明けて、夏らしくなってきました。わたしは、夏に姿を現す「飛ぶ系」の虫が大の苦手です。それを除いて夏は大好きなので、わくわくうきうきしています。

  さて、今日は先日行われた、デモンストレーションについて書きます。内容は、視線追尾装置を使いながら、NIRSで脳計測を同時に行うというものです。NAC社と日立の方に来ていただき、使い方を教えていただきました。視線追尾装置は、非接触で画面のどこを見ているのかということがわかるものでした。NIRSは、前回のデモで使用した額に貼りつけるコンパクトなタイプ(Pocket NIRS)とは異なり、頭にがっちり装備するものでした。同時に使用することで、どこを見ているときに、脳の血流はどう変化しているのかということがわかります。

  わたし自身の率直な感想は、機械の進歩と、機械をより良くしていく仕事をしている人たちのすごさを感じました。また、このように様々な分野の人が協力し合うことで、学校や病院などで最先端の研究と成果を見ていくことができることに感動しました。たとえば、学校では、発達に遅れがある子どもの状態やカウンセリングの効果を目に見て感じることができ、支援方法の継続や変更を考えることができると聞きました。わたしは、まだ効果的な使用方法がわからないですが、今井ゼミ生として、学びを深め、”専門的”な養護教諭になりたいと感じました。子どもや大人にもっと具体的な支援ができるようになりたいです。(河井ひとみ)