心の成長? リッタンの怖いもの対策

 我が家では今、ひらがながブームです。早生まれのりったんに自信をつけてもらえるような遊びを取り入れたのがきっかけです。「アンパンマンひらがなDVD」にはじまり、「アンパンマンひらがなカード」「チャギントンひらがなかるた」「ひらがなお風呂シート」などのグッツがいっぱいあり、暇さえあれば、ひらがなで遊びたいと誘ってきます。毎朝6時には「ね〜ね〜、パパぁ〜、アンパンマンのひらがなのやつやろっかぁ〜」と枕元で誘ってくれるので、購入した者の義務として、お付き合いしているのですが、今朝はちょっとした異変がありました。

 へどろまんの「へ」のカードになぞの粘着シールが貼られていました・・。りったんに「カードにシールは貼ってはいけませ〜ん、だよ」と言ってシールを剥がすと、「だって、へどろまん、こわいじゃん。こうやって貼るんだよ!」と貼り返してきました。目的をもって貼っていたことに驚きましたが、何より、「目」の部分に貼っていることに驚きました。というのも、へどろまんの怖さの特徴は「舌」だと思うのですが、あえて、何の変哲もない「目」にシールを貼っていたからです。「目は口ほどにものを言う」と言われるように、顔の構成要素の中で、感情を伝えたり、読み取ったりする対象として一番パワーを持っているのが目です。全体の嫌な感じにフタをするために、何の変哲もない「目」にフタをしたわけです。確認のため舌にシールを貼っても、目に貼り直していました。目からいろんな情動喚起がもたらされているんだなと思うと、りったんも社会脳がだんだん育ってきているなと感じます。マイペースでおっとりしているので、不安なことも多々ありますが、一緒に遊んでいると、確かな成長の痕跡を見せてくれるので、親として安心したり喜んだりすることもたくさんあります。これからも、成長をその都度キャッチして、ぐんぐん伸びるように遊びの仕掛けを作りたいと思います。

 へどろまんには悪いですが、「悪いことをしてしまった人の顔写真」の状態でもう少しだけ我慢してもらおうと思います。