恐怖から快楽へ

 保育園のお迎えは私の重要なミッションです。一緒に帰る時も楽しく・安全に帰りたいと思っています。りったん(上の子)は、昔から花壇ブロックの縁などを渡るのが大好きなのですが、いつも手をつないで渡ろうとします。運動神経的には、手などつながなくても十分に歩けると思うのですが・・。今日もいつも通り、手をつないでブロックの上を歩いていたのですが、わざとグラグラと揺さぶりをかけて、私が積極的に笑って楽しみました。すると、「て、いんないよ(手、いらないよ)」と言ってきました。グラグラして危ないのも楽しいと思ったのでしょうか、ケラケラ笑いながら一人でブロックを渡り始めました。案の定、ブロックを踏み外し、手をついて軽く転けてしまいましたが、私は笑いながら「りったん、怖かったねぇ」とニコニコして見ていると、子どももケラケラ笑っていました。その日は、1人で渡りきりたいという信念が強く、最後まで手をつながずに、踏み外しても怖がらずに笑っていました。ちょっとしたきっかけで、怖さが楽しさに変わる瞬間を見ることができ、「遊び」の深さについて考える契機となりました。